名作住宅の1/10模型コンテスト

大学の秋学期が始まっています。非常勤として担当させていただいている設計製図Ⅱ(東洋大学理工学部建築学科学部2年生の課題)の第一課題は20組に分けられた7〜8人で構成されるグループが共同作業で住宅の模型をつくるというもの。スケールは1/10。内部空間をリアルに再現できるスケール。素材は主にダンボール。対象となる住宅は以下に記載する我が国の戦後復興期から現代につくられた名作住宅。制作期間は2週間。

スカイハウス(1958):菊竹清訓/軽井沢の山荘(1962):吉村順三/水無瀬の町屋(1970):坂本一成/原広司自邸(1974):原広司/自邸(1974):阿部務/上原通りの住宅(1974):篠原一男/シルバーハット(1984):伊東豊雄,ミニハウス(1998):アトリエ・ワン/梅林の家(2003):妹島和世/T house(2005):藤本壮介。

まずは完成後の集合写真。壮観。

集合写真

そして、いくつかの模型をピックアップして掲載。

スカイハウス

↑スカイハウス(1958):菊竹清訓 模型の完成度もさることながら、よくできた格子スラブを見せるために架台を高く設定したあたりが見事。

T-house

↑T house(2005):藤本壮介 ディテールや素材感がリアルに再現されていた秀作。

その他の作品も学生達それぞれの研究成果と解釈によりつくられていました。きっと良い体験になったと思います。ボクとってもそんな模型群を見ながら各時代を代表する住宅を振り返り、自身のスタディプロセスも振り返る良い機会になりました。むしろ学生よりもボクの勉強になる課題だったかもしれません。。。

そして何年後かの課題では「家をつくろう会議」でつくった住宅が選ばれると嬉しく思います。さて。

長谷部勉@家をつくろう会議


2015-10-08 | Posted in 建築のこと, 長谷部勉No Comments » 

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