気になる街路柵

こちらは近所(東京都内)でお目にかかる道路と歩道の境目にある街路柵です。
あまりにも一般的だと思いますので注意して眺めたことは少ないかもしれません?
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こちらは東京都の木でありシンボルマークでもあるイチョウの葉をモチーフにしたものですね。
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茶色いタイプも目にします。
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こちらも茶色ですがシンプルなもの。
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その他にもちょっと注意して観るとこんなものや、
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こんなものもありました。
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少しだけ注意して街を眺めると、こんなカタチのものもあったんだと感じるような意外なものも見つかりそうです。

何れも景観を意識してのことでしょうが、樹木や葉っぱ等の自然をモチーフとしたものばかりで、色も葉や植物を意識した「緑色」が一番多く、次に幹や土の「茶色」が多いように思います。。

しかし、これらを景観として見た際に、果たして本当に美しいでしょうか?

 

こちらは市ヶ谷でたまたま見かけた街路柵です。
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機能美が感じられ、景観を損なわない存在感です。
よくよく観察すると連結部分や端部の納め方、長さの調整方法等が上手に設計されていました。
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わざわざ手間をかけて自然界の借り物のような意匠をもたせるよりも、人工物は人工物らしく機能美をもった意匠で素直に造られれば、街路樹や街並みという主役を引き立て、景観はより良くなるのではないでしょうか?

フェイクでは本当の景観は造れません。自然に近づこうとすることで却って景観を稚拙なものにしてしまっていることを考えてしまいます。

 

杉浦 充 @家をつくろう会議
http://iekaigi.com


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