雑誌取材

家をつくろう会議の石井です。
日曜日にある雑誌の取材で「常盤の家」の撮影に立ち合って来ました。
写真の奥、ガラス越しに映っているのがカメラマンです。
中庭型住宅で、中庭で閉じるのでは無く、中庭↔屋内↔外庭↔周囲の緑へと
緑をきっかけとして中庭から敷地外へと場が増殖して地域に広がって行くことを意図した住宅です。
この季節はとても気持ち良く、良い写真が撮れました。

雑誌の取材と一口で言っても、雑誌によってその取材の方法は様々です。
竣工写真のように一日掛りで人物を殆ど入れずにキッチリと撮影する雑誌、
ちょっとした人影、後ろ姿でもクライアントに写真に入って頂くことを望む雑誌、
様々な自前の小道具を持ち込んで空間自体を装飾して雑誌のテーストに近づけて撮影する雑誌etc。
カメラマンによっても撮影の方法が違います。多くのカメラマンは建築写真らしく、
三脚で被写体深度を深くして撮影しますが、中には自然な柔らかい雰囲気を出すため(だと思います)に
スナップ写真だけでどんどん撮影を進めて行くカメラマンも居ます。
小道具を少し混ぜて空間を演出するカメラマン、建築だけを純粋に見せようとするカメラマン、、。
同じ建築や住宅の雑誌でも、それぞれ全く違った角度から撮影をするので
全く同じ住宅を撮影しても、違った表情で取り上げられます。
建築や住宅の雑誌を見る時に、少し違った見方をすると建物が違う角度で楽しめるかもしれません。
JT撮影


2016-05-17 | Posted in 建築のこと, 石井秀樹No Comments » 

関連記事

Comment





Comment