元精麦工場でランチ
現場監理まっただ中なので、定期的に茅ヶ崎へ通っています。
海に近い町ならではの大らかな空気感が、たいへん気持ちのよい町です。
そんな茅ヶ崎の住宅街の一角に、戦前からの木造精麦工場をコンバージョンしたレストランがあります。名前はMOKICHI FOODS GARDEN。
現場打合せの帰りに寄りたいと思いながら時間が許さずなかなか行けませんでしたが、ようやく昨日、訪れることができました。
間口が大きく天井が高い大空間。見上げると、美しくて見とれてしまう木の架構。大らかで気持ちのいい空間です。
そして、例えば精麦機が無造作に置かれています。高さ3m超ありそうな鉄の塊。モーターやベルトの駆動部が何ともかっこいいです。
ダクトを利用した照明。かつて空気を集めていた部材が、今は光を拡散させています。
軒に縁取られた緑が鮮やかです。樋が軒先から少し離れてついているのが印象的。
ランチをしながら、機能性や経済性だけがめざされ空間の豊かさは二の次、と一般的には思われている工場が、このように豊かで魅力的な空間を生み出しうることについて考え、施工した職人さんや建て主さんの高い志について考えました。
前菜、メインディッシュ、自家製パン、デザート、ドリンクで1480〜1780円。どの料理も美味しかったです。デザート盛り合わせのうち1つは酒造の看板商品である湘南ビールのケーキ!初めて食べたビールのケーキはブランデーケーキに近い味でとても美味しかったです。
茅ヶ崎の住宅は11月に竣工し、内覧会も予定しています。
決まりましたらこちらでもお知らせしますので、MOKICHIでのちょっと贅沢なひとときと合わせてぜひお越しください!
都留理子@家をつくろう会議
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